2018年9月12日水曜日

最近多い卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞)の改善例です。

子宝以外でも、比較的相談が多い疾患である

「子宮内膜症」

子宮内膜症の原因はあまりよくは、わかっていませんが

免疫のバランスが崩れたり、子宮内の環境が悪いと

発生しやすいといわれています。


卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞)は、卵巣内に子宮内膜

ができてしまう状態です。

卵巣内に液状成分(血液など)がたまり腫れあがり

大きくなると、茎捻転といって卵巣のねじれがおこり

激しく痛むことが特徴です。

※女性の痛みで一番といわれています

※ちなみに男性で一番痛いのは尿管結石だそうです。

漿液性(一番多い)、粘液性、

成熟嚢胞性奇形腫(毛や歯など混じる)

の三種類あります。

不妊症の原因の一つでもあります。


卵巣嚢腫は、卵巣ガンとの関わりも深いので定期的な

検診が大切です。


漢方では、重度の瘀血(血の巡りが悪い)と考えことが多いです。



改善した例をいくつか。

35歳

夏でも、冷えが強い。顔色は青白い。

貧血は少し。立ち眩みがある。

やせ型。舌は痩せて青紫。

卵巣嚢腫と言われたが、治療はまだしなくてよいと

言われたが、不安で漢方を求めてご来店されました。

服用されて、1年近くして病院にいったら

ほぼ消えていたと言われ大変喜ばれました。


血虚(血液不足)の漢方を少しと瘀血(寒凝瘀血)の

漢方をお勧めいたしました。


30歳

顔色は、よい。アレルギーが少しある。

舌はきれいで、淡紅色。歯痕少し。

生理痛も少しある。

あまり異常はないが、卵巣嚢腫があるといわれた。


松節を使った漢方を服用していただきました。

不妊が心配ということでショウキT-1も同時に

服用していただきました。


半年後、検査にいったら消えていました。



卵巣嚢腫は難しい疾患ですが、症状が重度でなければ

漢方薬の服用だけでも改善が見込めます。


ただ、消滅したとしても再発する恐れはありますので

定期健診は怠らずに過ごしましょう。

特にクリニックで不妊治療を受けられている方は

卵巣嚢腫があったことは必ず伝えてください。

ホルモン剤投与で悪化することもありますので。

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