2022年6月12日日曜日

生理が始まっても体温が下がらない状態。

「体温が下がらずに生理がきていて不安です」
というご相談はよくあります。

自然にそういう周期の時もあるのですが、
一部のホルモン剤を飲んでいる方には
よくある状態です。


高温期を維持する黄体ホルモン剤は、
漢方の「陰」「陽」でいうと、
「陽」の性質と言われています。

「陽」の性質は体温を上げます。
なので低温期でも体温が下がるのには
時間を要します。


ホルモン剤は体から抜けるには
少し時間がかかります。

さらに長期間にわたってホルモン剤を飲んでいると
低温期も高温期も両方とも全体的に上がってきます。


病院での不妊治療というと、ホルモン治療になって
しまうので、このような状態になりやすいのです。

体温が高い状態が続くのは卵の質を維持するという面では
あまりよくないと言われています。

漢方では、「陰」を補う「補陰」で、
バランスをとるような対策をしていきます。


ご相談ください。