本日は妊娠と肥満についてご紹介させて頂きます。 や せすぎが原因で不妊に悩む女性がいるのは、広く知られていますが、 実は肥満も不妊の原因になるらしいです。 痩せすぎの方は、女性ホルモンのエストロゲンの不足や過度な ダイエットが原因で 排卵障害を起こして無排卵 になる方も増えています。 一方、肥満の方の原因は、逆のケースになります。 肥満によって、体脂肪が増加し、その結果として、ホルモンバランスが 崩れてエストロゲンが過多となってしまうのです。 女性ホルモンの「不足・過剰」ともに不妊の原因になりえるのです。 また肥満の方は、 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS) になりやすく 無排卵の原因になります。 肥満の方は、たとえ妊娠したとしても、 “ 妊娠性糖尿病 ” などの 出産のトラブルも多いですので、妊娠前から無理のないダイエットを お勧め致します。 (BMIは 22 ぐらいが適正 だと言われています。) 日本肥満学会では BMI25 以上 を「肥満」としているのに対して、 日本産婦人科学会では BMI24 以上 を「肥満」としています。 赤ちゃんがほしい方は日本産婦人科学会の方を参考にすれば よいのではないでしょうか。 体に負担をかけやすい食事制限ダイエットは、免疫力を低下させて しまうので要注意! 免疫力が低下すると風邪にもかかりやすく、治りにくいという 悪循環に陥ってしまいます。 また基準が変わり「妊娠糖尿病」が増えています。 日本産婦人科学会でが妊娠初期と中期に妊娠糖尿病のスクリーニング を推奨しています。 スクリーニング法には随時血統や空腹時血糖を用いる方法、 および50gブドウ糖負荷試験を用いる方法があります。 妊娠糖尿病: 75g 糖負荷試験において次の基準の1点以上を満たした場合に診断。 ① 空腹時血糖値 ≧ 92mg/dL ②1 時間値 ≧ 180mg/dL ③2 時間値 ≧ 153mg/d 少し難しいお話で