春だからというわけでもないのですが、
近頃、「ばね指」で相談にみえられる方がちらほら。
「ばね指」は
指がうまく曲げられなくなったり、伸びなくなる症状です。
指を動かす腱の周辺を覆っている腱鞘の炎症から痛みや
動かしにくいという症状が出てきたりします。
もともと良く動かす部分は単純で頑丈にできているのですが、
指を良く使ったり、手首を使ったりしていくうちにこの腱鞘に
炎症が出てきてしまい、つらい思いをされているという方も
多い症状です。
病院では鎮痛剤や傷んでいる部分に注射をして炎症を抑えたり、
どうしてもの場合は手術をします。
しかし再発してくる方も少なくありません。
漢方薬にも、「ばね指」に効果のよいものがあります。
「麻杏薏甘湯」
という漢方をよく出します。
この処方は肘から先や足首から先の単純な筋肉の構造の
部分のところに使われる処方です。
炎症をとる働きもあります。
ばね指や腱鞘炎の場合はこの処方にうっ血を解消する
「田七人参」を併用します。
お悩みの方はご相談下さい。
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