スキップしてメイン コンテンツに移動

妊活中、妊娠中のアルコール、カフェイン摂取量について


 
今日はお天気がよく過ごしやすいですね。(筑後地方)

土日でお出かけする方も多いのではないのでしょうか。


さて、今回はカフェインの摂取量と妊娠について。

当店でもお問い合わせが多い疑問点ですが、

タンポポ茶のメーカー様より情報が入りましたので

記載させていただきました。

下記より



今年の5月に 米国生殖医学会(ASRM) にて


『女性のカフェイン、アルコール、タバコが体外受精の
           妊娠成績に与える影響について』


最新の見解が発表されました。発表された内容を要約致します。


カフェイン が体外受精に与える影響について調査した疫学(統計)

研究5論文のうち1論文だけが、体外受精の出産率低下を示しました。




また、アルコールが体外受精に与える影響について調査した疫学(統計)

研究6論文のうち3論文は、現在のアルコール摂取が受精率、胚の質、着床率

に悪影響であるとしていますが、1年以上前のアルコール摂取の影響は

ありませんでした。



一方、多数の疫学(統計)研究から、現在の 喫煙 が体外受精の

妊娠成績を低下させることが明らかにされています。

かつての喫煙者は現在の喫煙者より良好な体外受精の妊娠成績を

示しますが、禁煙と妊娠成績の関連は明らかにされていません。



妊娠を目指している方のアルコールとカフェイン摂取には制限を

設けるべきであると、米国生殖医学会(ASRM)では以下の指針を

提示しています。




結論


1 妊娠前のアルコール摂取1日1単位(20g)

  まで、妊娠中のアルコールはゼロ
2 妊娠前も妊娠中も中等量のカフェイン

  摂取1日100~200mgまで


3 喫煙は妊娠前も妊娠中も絶対にダメ!


これまでの常識とは逆になりますが、このように意見が食い違うのは

今までアルコールとカフェインの論文が少なく今回のような大掛かりな

調査が今まで無かった事が最大の理由です。



結論として、タバコに関しては間違いなくマイナスになりますので、

禁煙はもちろんですが、アルコール摂取量の減少に心がけ、

カフェインはほどほどに、といった生活習慣が望まれます。


ちなみに



アルコール1単位(20g)とは


・ビール換算で500ml(ロング缶)



・ワイン換算でワイングラス2杯弱




カフェイン摂取1日100~200mg とは


・インスタントコーヒー カップ2杯~3杯


・玉露 1杯


・紅茶 5杯~6杯

・缶コーヒーブラック 1缶(ショート缶)







ご参考までに。


コメント

このブログの人気の投稿

45歳の方の出産のご報告を受けました

GWも終わり、日常がまた戻ってきたという方も 多いようですね。 当店はゴールデンウィーク中も通常営業でした。 そんな中、うれしいことに出産のご報告をしに訪ねてこられた お客様がいました。 45歳での出産で大変うれしく思います。 本当におめでとうございます。 ※漢方服用期間は約1年半 40代になると、妊娠はしても出産までの道のりが遠い傾向にあります。 「卵子」や「精子」が加齢の影響を受けるためです。 年齢を重ねると治療費(漢方薬も含め)が高くなる傾向にあります。 ご予算が限られている方は「質を上げる漢方」をまずはおすすめしてます。 優先順位は人それぞれですが、おおまかに下記のような感じです。 1.卵子や精子の質をあげる漢方 2.内膜や卵巣の環境を改善する漢方   ※冷えがある方は温め、炎症がある方は冷やす漢方薬   ※血の巡りが悪い方、水の巡りが悪い方で漢方が違ってきます。 3.内膜症や卵巣嚢腫がある方は免疫を調整する漢方 4.内服によるホルモン療法を長く続けてる方は肝臓の働きを  改善する漢方 45歳の方の出産までの経過 (来店時の状況) 月経周期は30日周期、月経期間は5日間 寒がり、尿が近い 漢方の桂枝茯苓丸服用中。 体外受精をいている 冷えもあるので、まずは婦宝当帰膠をおすすめ。 (内膜や卵巣機能改善も目的) 婦宝当帰膠は肩こりや疲れに良かったそうです。 質をあげる漢方薬(六味丸ベースのもの)をおすすめ。 体外受精では1つめを戻したがだめで、2つめのグレードの すこし悪い卵を戻して判定待ちでしたが反応なしでした。 AMHはよいようです。 約3ヶ月後 次の体外受精では卵が10個とれ6個胚盤胞。 約6ヶ月後 3個目の移植で妊娠反応。 途中で、他の漢方をいくつかだしました。 その後、無事出産。 45歳でしたが母子ともども健康。

ご予算について

  ☆子宝相談でかかる料金の目安を再度掲載いたします。 相談時間の目安は初回1時間~1時間30分程度です。 2回目からは30分くらいを目安としています。 ☆初めて子宝相談でご来店される方へ  ご予算の目安をおおまかに  20代の方で原因不明      5000円~30000円  20代の方で原因が深刻    20000円~40000円  30代前半の方で原因不明   10000円~40000円  30代前半の方で原因が深刻 25000円~50000円  30代後半~40代の方      20000円~80000円  あくまで目安です。 ※30代後半なると、卵子の数や質も考えなければ ならないためご予算が高額となる傾向にあります。 できるだけご予算の範囲内で頑張らせていただいて おります。 ※原因不明な方とは、検査をしても異常がなく、  性行為をきちんと行われているにもかかわらず 子宝に恵まれないことを指します。 ※原因が深刻な方とは、検査でなんらかの異常があり、 体外受精などの医療機関での治療をうけているにも関わらず子宝に恵まれないことをさします。

AMHがほぼ0の方の妊娠報告を受けました。

 久しぶりの更新となりました。 不妊治療の保険適応の適応幅も当初に比較すると 改善され様々な治療が受けられるようになってきましたね。 治療にあたり指標となるAMHという値。 年齢とともに少なくなりますが、まれに20代や30代前半でも 値が少なく悩んでいらっしゃる方がおられます。 採卵がうまくいけば、価はあまり関係はないとは言え 不安ですよね。 そんな中、AMH0.2ng/mlの41歳になる方の妊娠出産の報告を 受け、とてもうれしかったです。 漢方薬を数種類服用しながら顕微授精4回目で無事妊娠されました。 基本は子宮内の血を調節する補血活血の漢方 卵子の発育を促す補腎陰陽の漢方 月経時に痛みを楽にする漢方 卵胞期に卵子の発育を促す漢方をプラス 2年ほど服用されました。