2017年3月14日火曜日

生理が来ても基礎体温が下がらない。不妊との関係。

今日も少し暖かいですね。

筑後地方は晴れて気持ちのよいお天気となりました。

花粉症の方には、つらい気候だとは思いますが・・・

さて、今日は不妊症のご相談でも少なくない

「生理が来たのに体温が基礎体温が下がらない」ことについて。

この状態には二つのパターンがあり、生理が来てからすぐには下がらず、

ゆっくりと体温が下がっていくケースと、一度大きく下がるけれど3日目ぐ

らいに上がるケースがあります。



生理は体のお掃除でもありますから、しっかりと最初から"熱"も出て行って

くれた方がいいのですよね。

医学的には黄体ホルモンの値が高いと考えられるのかもしれませんが、

この状態が顕著な方はLUF(黄体化非破裂卵胞)やPCO(多嚢胞性卵巣)の

可能性もあるように思います。

なお、生理のように見えても妊娠していて、基礎体温が下がらずに

不正出血状態となっていることもあります。

この場合は体温は高温で一定となります。

では、漢方的に基礎体温が一気に下がらない原因を考えてみると、

やはり"熱"が上手く排泄できなかったと捉え、巡りの悪さがあるとします。

「血」の流れが悪い「瘀血」、もしくは「気」の流れが悪い「気滞」があると

起きやすいとされるのです。

もともと生理時は、「気血」の巡りを良くする必要があるとされますが、

体温が下がらない、途中で一度上がってしまうという方は、この「瘀血」

「気滞」対策を十分に行わなければなりません。

具体的には「冠元顆粒」などを使うとよい結果が出るでしょう。

あくまで基礎体温は一つの目安程度と考えつつ、

生理時にキレイに体温が下がり安定する状態を目指して、体のケアに

取り組んでみて下さい


※ただ年齢が40前後の方でこのような状態が続く時は「卵子」の働きが低下

していたり、排卵後の黄体が白体にスムーズに移行しない場合が

考えられますので「卵子」を元気にする「ショウキt-1」「亀鹿仙」や

ホルモンの切り替えをスムーズにする漢方を使います。

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