2017年1月13日金曜日

寒さが続きますね。不妊の原因、プロラクチンのお話。

ここ数日、寒い日がつづきます。

 今回は、不妊の相談でも多いプロラクチンについて。

 プロラクチンは、簡単に言うと母乳を出すホルモンです。

 子供が生まれると、お母さんが母乳を与えるカラダになります。

 授乳期間中はこのプロラクチンの血中濃度が高くなり、子供の乳首への

刺激でプロラクチンの分泌は増していきます。

プロラクチンの血中濃度が高い間は、排卵を抑え、授乳期間中は妊娠し

にくいようになっています。

授乳期間が終われば、このプロラクチンの血中濃度は普通の状態に

戻って行き、排卵も通常通りに戻っていきます。

まれに、授乳期でもないのにプロラクチンの血中濃度が高くなっていること

があり、不妊の原因の一つとされています。

高プロラクチン症は、ほとんどが原因不明となっています。

不妊でプロラクチンが問題になっているのは、卵子を作るのに必要な

卵胞ホルモンや卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体ホルモン(LH)の分泌が

低下するために、卵が作れなくなり無排卵や排卵困難などになることが

あるということです。

無月経になることもあるんです。

西洋医学で使われるプロラクチンの過剰分泌を抑える医薬品には

副作用がでることがあり、飲めない方や、飲みたくない方が意外と多いんです。

多い副作用に吐き気があります。

漢方では、炒麦芽がよく使用されます。

皮付きの麦を発芽させ弱火で軽く炒ったものです。

高プロラクチンの基礎体温表は体温が不安定でギザギザが大きい傾向

にあります。

ご相談下さい。

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